東京芸術劇場の響き

Classic
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クラシック音楽館(Eテレ)にてヘルベルト・ブロムシュテット指揮NHK交響楽団の「グリーグ/ペールギュント第1組曲」「ドボルザーク/交響曲第8番」を一部聴きました。響きがいい。池袋の東京芸術劇場大ホールだ。何度か訪れたことがあるホールだが、こんなに残響が美しいとは思わなかったなあ。ドボ8の2楽章など、全員でジャンと弾いてポーズする場面があり、会場の響きが際立つ。指揮のブロムシュテットは1927年生まれだから94歳だが、顔の色つやもよく、元気そのものだ。むろん彼の指揮がこの透明感ある響きを構築しているのは間違いない。今回の弦楽器の配置はいつもと違って、左から第1バイオリン、その横にチェロ、チェロの後ろにコントラバス、チェロの右にビオラ、そして第1バイオリンと対面するように第2バイオリンが座っている。第1楽章で、チェロとビオラは3連符の連続する部分があり、観客と真正面の位置のチェロとビオラがこの3連符を一生懸命に弾いているのが、観客にまっすぐ届くのでいいなあ。

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