時期が悪い

まさに今、BSプレミアムでは「恋人たちの予感」という私の大好きな映画が放映されています。ビリー・クリスタルとメグ・ライアンの「男女の友情は成立するか」というテーマの映画。白眉は,レストランでのメグ・ライアンの「絶頂」演技である。「絶対に彼女をイカせた」と自信たっぷりに語るビリーに「演技かもしれないわよ」とメグ。そして、その実演をやってみせるわけだ。その名演技が終わった後、隣の席のおばさんが、店員に「彼女と同じ物をちょうだい」とオーダーするのが笑わせてくれる。実はそのおばさん、この映画の監督ロブ。ライナーのお母さんなのだ！まあ、素晴らしい映画なのだが、なんと言っても時期が悪い。この映画は絶対的にクリスマス映画なのだ。ニューヨークの秋から冬への景色の素晴らしいこと。なぜ、初夏の今なんだろう？でも6月のBSシネマはなかなかのラインナップですぞ。ヒッチコックに大林宣彦、市川崑、イーストウッドに友和百恵の文芸映画まで。大変魅力的。