最高の天気に恵まれ、楽しいソログルキャンができました。受付時のトラブルも、転じて福となりました。それにしてもお昼時のお年寄りの賑わいは、すでに来ている高齢化社会をひしひしと感じました。
結論
穏やかな大村湾の望む景観、一面の芝生、静かな一般サイトと四本堂公園キャンプ場はとても素晴らしい。料金値上げだけが残念。
基本情報
四本堂公園キャンプ場
住所 | 長崎県西海市西彼町白崎郷 |
TEL | 0959-37-0225 |
申込方法 | 前日までにTELにて予約(予約時間9:00~16:00) |
サイト種類 | オートサイト/1泊3140円 R5.4月から3500円 一般サイト/1泊1040円 1500円 |
チェックイン | 12:00 |
チェックアウト | 12:00 |
HP | http://s-gm.jp/publics/index/18/#page-content |
サイト料金は筆者が最新に書き換えました。令和5年4月からはさらに上がってしまいます。キャンプも贅沢なレジャーになりつつありますね。それにしても値上がり率高すぎでは?
トラブル
暑いほどの快晴の中、快調にドライブして西海市の四本堂公園公園に到着。そこまではよかったのですが、受付でなんと予約リストにないとのこと!管理の方が1ヶ月間違えていたようです。平日とはいうものの春休み故か、予約したオートサイトは埋まっており、しかたなく管理事務所近くの一般サイトにキャンプ地を定めました。
管理サイドのミス故、料金は半額にしてもらいましたが、いきなりのトラブルにさて、今回のキャンプどうなるのかちょっと心配。まあ、何が起きても知恵と勇気で乗り切るしかないんですけどね。
設営
管理事務所のすぐ横で、すぐ近くまで車を入れることができたので、道具の搬入は楽でした。ワゴンも積んでいましたが、今回使わずにすみました。トイレも水道もすぐ近く。なんなら自販機もあります。
ところが、設営にかかったのがちょうどお昼時で、芝生のスロープは多くの人で賑わっています。学童保育の子どもたちがブルーシートを広げ、子どもたちが駆け回ります。次々にやってくるお年寄りは、私が設営予定のところに場所をとろうとし、「すみません。テントはりますからー」と断ること数回。
静かなキャンプはできないかなあ・・・、と思いつつテントを設営します。今回は20分で設営完了。風がなく、前回より短い時間ではることができました。
来るときに買った「琴海寿司」をビールと共にいただきます。あー最高においしい!広場の下の方では、お年寄りのグループのゲームが始まり、歓声が上がり始めました。子どもたちは、桜の木をゆさぶって花びらを散らしています。やっぱ静かなキャンプは今回はあきらめるべきなのか・・・。
ところがお昼が過ぎ3時くらいになると、状況は一変します。学童保育の子どもたちは先生と引き上げ、あれだけたくさんいたお年寄りも誰一人いなくなってしまいました。見えるのは下の方にドームテントが一つだけ。その家族がバドミントンをしているだけの静かな空間に激変してしまいました。
望んでいた静かなキャンプがやってきたのです。嬉しくなって、コーヒーを淹れて買ってきたおはぎと一緒にいただきました。そして、わたしはまったりと読書を始めます。
夕飯
今回考えてきたキャンプ飯の夕飯のレシピは「新たまねぎの焚き火焼き」「カマンベールチーズとウインナー、しいたけのアヒージョ」です。「しいたけ」は本当はマッシュルームの予定でしたが、現場近くの産直のお店にはマッシュルームはなく、代わりにおいしそうなしいたけがあったので代用します。
先日親戚から「新たまねぎ」が箱で送っていました。ありがたいことです。それをアルミホイルで2重にくるんで、焚き火の端っこに置いておくだけの簡単料理です。そこで、まだ日は高いですが午後5時くらいから焚き火をスタートです。
たまねぎは皮をむいて、上下を落とします。下は少しだけ落とします。大きく落とすとたまねぎがばらばらになるので。さらに、たまねぎの上から十字に切り目を半分ほど入れておきます。
さて、焚き火の着火は苦手でいつも着火剤を使いますが、今回キッチンペーパーを丸めたものをつかってみました。バトニングしたときに出た木の皮やフェザースティックを作るときの木くずなどにうまく着火し、今回驚くほどうまく火が付きました。着火時はあれこれしないで「ほっておく」というコツがわかりました。
アルミホイルに包んだ新たまねぎを焚き火台の端っこにおいて、あとは30分くらい待つだけです。簡単です。火から取り出して手袋をした手でわさってみると、やわやわになっています。これが完成の合図です。ホイルを開けてポン酢をかけていただきました。柔らかくてとても甘いたまねぎ、最高です。
「カマンベールチーズとウインナー、しいたけのアヒージョ」
アヒージョはたいへん簡単な料理で、家でもよく作ります。
材料:カマンベールチーズ1個、ウインナー4本、しいたけ(マッシュルーム4個)、にんにく1かけ、オリーブオイル(40mLくらい)、調理みそ(適量:大さじ1くらい)
作り方)
1 小さめのスキレットの中央にカマンベールチーズを置き、少し浸るくらいオリーブオイルを入れて、火をつける。中火。
2 オイルがふつふつしてきたら、スライスしたにんにく、一口大にカットしたしいたけとウインナーを投入。
3 ふたをして材料に火が通るのを待つ。時折まぜる。8分ほど。
4 カマンベールチーズがふくれてきます。材料に火が通ったら、チーズに十字に切り目を入れ、調理みそで味付けする。
5 フランスパンなどを焚き火であぶっておき、フランスパンでチーズをすくいながらいただく。
みそが溶けにくい感じなので、頑張って混ぜましょう。あつあつのカマンベールチーズが最高です。パンはオイルにつけるのも忘れずに。しいたけでも十分おいしかったです。キノコ類ならなんでもいけると思います。白ワインがどんどん進みました。
夜
お昼にあれほど暑かったのに、日が落ちると気温はどんどん落ちていきました。でも、焚き火の炎を眺めながらいただくお酒のおかげか、寒くは感じません。日本酒とワインをかなりいただきました。これがキャンプの喜びですね。
冬場なら早めに寝袋に入るのですが、この日は10時くらいまで楽しめました。今回は春夏の寝袋を試してみます。コットもローの状態でさてどうでしょうか。
やはり少し寒く、ダウンを着て寝ました。夜中にトイレに起きました。トイレの近くでよかった。
空を眺めると、8時くらいに見えていたオリオン座は姿を消して、北の空には北斗七星がひしゃくを上向きにしてありました。しばらく空を眺めていると、目が慣れて多くの星空が見えてきました。いい季節がやってきたことを実感しますね。
朝
よく眠れて、8時くらいに目が覚めました。友人ははやく目が覚めたようで、朝食を食べていました。この自由さがソログルキャンのよさですね。それぞれが自分のペースで自由にできる。とても楽しいです。
私の朝食は例によって、ホットサンドとコーヒー。今回はチーズとロースハム、スクランブルエッグのホットサンドです。
ホットサンドメーカーの片側でスクランブルエッグを作り、よけておきます。ホットサンドメーカーに食パン+スライスとろけるチーズ+ロースハム+スクランブルエッグ+ロースハム+スライスチーズ+食パンの順にのせてはさみ、弱火でじっくり焼いていきます。火が強いとパンがすぐ焦げてしまいます。弱火でひっくり返しながらゆっくり焼くのがホットサンドのコツです。
天気もよく、禍は転じてとても最高のキャンプとなりました。帰りは「遊湯館」という天然温泉でスッキリして帰りました。この温泉はサウナもあって310円とリーズナブルないい温泉です。ただし、シャンプーやボディソープはないので、持参か受付で購入になります。リフレッシュした体と心で、帰路のドライブもご機嫌です。キャンプって最高ですね。
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