金曜日を映画の日にしようかな、と考えています。初日はTUTAYAまで出かけて迷ったあげく、邦画の「アイネクライネナハトムジーク」を選択した。Hiviの評がよかったことと、多部未華子さんである。「夜のピクニック」のときから、何となく好きである。つい見つめてしまう。さて、映画だ。全ては斉藤和義の主題歌に込められている。「小さな夜」=アイネクライネナハトムジーク「劇的じゃ無いけれど、少し緩いけれど、数え切れないほど重ねてきた」その小さな夜の感じがいいから「一緒にいるんだ」という映画である。幾つかのカップルの姿が並行して語られ、ぽんと10年とんで、彼らの子どもたちがまたカップルをつくって「劇的で無い、ゆるい恋愛の風景」を描き出す。見た後のほっこり感がなかなかいい。娘「ねえ、お父さんのどこが良かったの?」母「うーん、いまだに謎の人だけど、お父さんとあなたたち子どもたち二人、この4人の感じがいいんだよね」決してヒーローで無いむしろ情けない三浦春馬らの男たち。その感じが大変不思議で癒やされる。私らってそうやって小さな夜を毎日重ねてるんだよね。原作は伊坂幸太郎。オール仙台ロケ。伊坂はたしか仙台在住の推理作家。彼の恋愛小説。「逆ソクラテス」が話題ですね。リクエストかけよ。
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