飲み友達との楽しい金曜日の夜です。いつもは、銅座・浜の町か駅前がそのステージだが、今日は友達の発案で、新大工あたりを探検してみようとの趣向だ。1次会は友達が予約してくれた「ホルモン七輪亭」である。その名の通り、七輪をどーんとカウンターに置いて、「塩ホルモン」をいただく。焼けたら、何もつけずにぱくり。うまい!タマネギも最高だ。次にたのんだ「豚カルビ」もしっかりした厚味で大満足だ。そこから、川沿いを通って、アーケイドをしばらく蛍茶屋の方に歩いていると、何ともよさげな昭和感たっぷりの白い蛍光灯の明かりが見えた。居酒屋だが寿司も握ってくれるようだ。がらがらと戸を開けると、中はカウンターに結構広いお座敷。お座敷は埋まっており、カウンターも2席空いているだけ。賑わっているのだ。「2人いいですか?」「はい、どうぞー」と明るい女将さんの声。カウンターに陣取って、魚を中心としたたくさんのメニューに迷いつつも、「並握りとビール」を注文。ビールと一緒に出てきたお通しが、結構大きいさらに、肉じゃが、魚、エビ、あと一品という豪華さ。それが一人ずつ出る。かなり幸せな気分になる。外の灯りも昭和感たっぷりだったが、中に入るとそれはもう、タイムスリップの世界だ。なんと言っても店内の蛍光灯の明かりが昭和だ。もちろん昼光の蛍光灯だ。いいねえ。しばらくして出てきた並握りに驚愕。「これで1000円?」ホントにタイムスリップ!という感じだ。秋田の「鳥海山」という日本酒もいただき、お勘定のときにさらにその安さに感動。これはタイムスリップに違いない!必ずまた行きたい。そう思った店だった。え、名前って。そうそう忘れてた「かつら」という。
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