尾高忠明とN響

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NHK-Eテレ「クラシック音楽館」尾高忠明とN響の50年を聴きました。冒頭尾高氏がN響団員に「ひいおじいちゃんをお世話になります」とあいさつする。そう、尾高氏は現在大河ドラマで主人公となっている渋沢栄一のひ孫だそうな。大河のテーマソングの収録の際の一場面である。

尾高は言う。「指揮者とオーケストラはそう長く続くものではない。N響と50年も続いているのは幸せである」研究生の頃からN響と毎年のように関わって50年。マロ曰く「相性ばっちり」の尾高とN響の演奏。首席チェロ奏者 辻本 玲をソリストにハイドンのチェロ協奏曲第2番。とんでもなく音程が良く、しかも音の輪郭がくっきりした、私にはまさに憧れの音色である。尾高は始終にこやかに楽しそうに振る。優しさに溢れた、豊かな響きの演奏であった。

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