プロコフィエフ作曲「ピアノソナタ 5番6番7番」を聴きました。ピアノはイェフィム・ブロンフマン。5番はハ長調のとても親しみやすい曲。パリ亡命時代に作曲し、最晩年に改訂を施した。改訂版は完成した最後の作品となった。冒頭の「タリラリ ラーン」の旋律が印象的だ。6番と7番はいわゆる「戦争ソナタ」三部作の初めの2曲。あまり「戦争」という感じはしない。むしろ聴きやすくこれまた親しみやすい感じだ。7番の終曲は、激烈なリズムの饗宴なので、まあ戦闘状態といえばいえるかも知れない。七拍子。いいねえ奇数拍子にはわくわくする。左手の繰り返される変ロの強打は、モールス信号の「V」を表してるとのこと。勝利のVか?そういう表題性はおいといても、とても強い印象を残す曲だ。素晴らしい。
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