ニュージーランド交響楽団演奏会。ラジオをつけたときにはラモーの曲が演奏されていた。これもよかったなあ。なんだろう。セントポール大聖堂というニュージーランドウエリントンの会場のせいだろうか。続いてはバッハのブランデンブルク協奏曲第3番。弦楽器とチェンバロの曲である。のびのびとしている。バイオリンからベースまでクリアに聞こえる。何だろうか。その端正さと自由さ響きの良さに「今日もよかった」と心から思えてしまう。ありがとう。お酒をいただきながら、「あ」お酒のせいもあるかな、この享受感の広大さは。「ベートーベン革新の舞台裏」という本と読んでいると、ピアノの進化が曲に影響した話しがあり、バッハの次に聴き始めたのは、べートーベンのピアノソナタ「ワルトシュタイン」だ。ペダル付きのピアノが開発され、作曲家を刺激する。「ワルトシュタイン」ではPPやffそしてsfzが多用されていく。これまでの鍵盤楽器では表現できなかったのであるそれらのダイナミクスが。演奏は獅子王バックハウスのアナログLPだ。これが音がいい。スクラッチノイズもほとんど無く、素晴らしすぎる。酒のせいかなあ。ビールの缶は空いてしまった。
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