
18親和銀行さん主催で毎年開催されているコンサート。地域貢献にがんばってますね。私も少しは貯金してるので、胸を張って参加しよう。
結論
名曲のオンパレードに満足。珍品カルメンに驚きつつ、サラサーテの大名曲が対比的によりすばらしく聴こえました。中村の技巧も冴え渡っていました。
概要
平成24年に始まりました長崎でのニューイヤーコンサートも本年で11回目を迎えました。
本日のコンサートは、昨年4月に九州交響楽団の首席指揮者に就任された太田弦先生に指揮をおとりいただきます。ソリストには北九州出身のバイオリニスト中村太地様をお迎えしました。
珠玉の名曲たちと可憐な歌の世界をどうぞ心ゆくまでお楽しみください。プログラムより抜粋
このコンサートは例年ソプラノ歌手をソリストに迎えています。今年はバイオリンでしたが、例年の挨拶文を部分書き換えしたので、「歌の世界」が残ってしまったのでしょう。銀行業務は忙しいことが想像できますが、信頼も少し削りますね。
感想
曲は有名曲のオンパレードです。「こうもり序曲」に始まり、「雷鳴と電光」「ピチカートポルカ」と続きます。
オーケストラ全体が少し遠くて、こじんまりかんじてしまうのはなぜでしょうか。やっぱりこのホールの響きのせいでしょうか。でも、「石田組」は人数はずいぶんと少ないのにビンビン鳴ってたものなあ。
そんな中でも、管楽器が舞台を下りて弦楽器だけで演奏した「ピチカートポルカ」は一糸乱れぬ演奏でなかなかよかったですね。
管楽器が少し戻ってきて、ゲストのバイオリニスト「中村太地」の登場です。ここまで、それぞれの曲の紹介や解説を指揮者の「太田 弦」氏がやってきたので、太田氏と中村氏の対話とかがはさまれるのかと期待しましたが、そういうことはなく、中村氏は演奏に徹していました。
普段ならそれでいいと思いますが、ニューイヤーというお祝いめいた演奏会ですから、少しくだけてもよかったかと思いました。

さて中村氏の演奏ですが、彼の演奏はピアノトリオで2回聴いています。その印象は音は美しく繊細だが音量がちと足らないというもの。サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」という独奏バイオリンを派手にフィーチャーしたこの曲でも同様の感じです。
軽妙さと凄みが必要な曲と思いますが、後者がちと弱い感じ。音量がもう少し欲しいところです。
その後も「南国のバラ」、レハールの「金と銀」、「鍛冶屋のポルカ」と聴いたことのある旋律の有名曲が続きます。
ちょっと変わり種の「ペルシャ行進曲」という短い曲が挟まります。突然の曲の終わりに、観客は拍手をしようか、まだ続くのではとの思いで困ります。でもそのまま終わりでした。
当時ビゼーのオペラ「カルメン」が大ヒットしていたそうで、シュトラウスの弟の「カルメン・カドリーユ」という珍品が取り上げられました。カルメンの名旋律をつぎはぎしただけの曲で、血縁であっても、才能の不公平さを感じさせました。
再び中村太地が登場し、サラサーテの「カルメン幻想曲」。先ほどのカルメンと対比するようにこちらは超名曲です。中村のバイオリンもよく鳴ってきて、その超絶技巧も冴え渡ります。たぶん得意の曲だと思われます。
最後まで名曲アルバムで、「美しく青きドナウ」。そしてアンコールはもちろん「ラデツキー行進曲」で観客と共演です。指揮者のガイドでフォルテ・ピアノを変えながら最初から最後まで拍手で一緒に演奏させてくれました。楽しいひとときを過ごすことができて皆満足できたのではないかと思います。文化貢献今後も続けてください。当地長崎にはオーケストラが来ることはほとんどなくなりましたから。

無料なので文句はいえませんが、ニューイヤーはやはり華やかなドレスのソプラノ歌手がいいような気がしました。来年に期待します。
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