中田秀夫監督作品「事故物件 恐い間取り」

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中田秀夫監督作品「事故物件 恐い間取り」を観ました。ユナイテッドシネマ長崎スクリーン4、初日初回観賞。「女優霊」「リング」の中田監督がどう怖がらせてくれるか、お手並み拝見である。スマホのビデオ通話を利用したエピソードはなかなか。しかし、恐いのは霊の姿より生身の人間の所行が一番恐い。夕日の中のそれは恐かったなあ。映画の前半は事故物件での体験を割に淡々と描いてなかなかよかった。しかし、映画ゆえにクライマックスを準備したがために・・・・トホホ。ところで、事故物件住みます芸人の松原タニシ(映画では山野ヤマメ)は、事故物件に住んでも何も見えないし、何も感じないから住めるわけだが、それでは映画にならないわけで、代理として見える女の子を置いているアイデアはよかったかな。この子はドラマ「あなたの番です」で不思議なあざとい女の子を演じたり、現在放送中の「竜の道」」で笑わない女を演じたりして存在感を出してきた奈緒が好演している。松原タニシを売り出すきっかけとなったプロデューサー役を木下ほうかが演じるが、この役は北野誠のことであろう。今、「北野誠のサイキック青年団」の昔の録音をyoutubeで聴いている。中山市朗が「新耳袋」第7集をだしたころで、ゲストとして出ている。北野はその中で、中山に対し「京都の幽霊マンションに住めよ。100は話が書けるで」と語っている。当時から事故物件に住むことを推奨していたのだ。

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