中村義洋監督作品「見える子ちゃん」うれし楽しいガールズアイドル映画に巧みなトラップが仕掛けられまんまとだまされる

Movie
スポンサーリンク
samon
samon

月曜の8:20の回。といっても1日1回のみ上映でこの時間しかない。観客は2名なれど映画の中身ははたして。

スポンサーリンク

結論

旬の女優「原菜乃華」の輝きを堪能し、驚異の謎解きに気持ちよくだまされるのが醍醐味。事前情報まったくなしでの鑑賞がオススメ

スポンサーリンク

概要・あらすじ

霊が見えるようになった女子高生が、ひたすら霊を無視してやり過ごそうとする姿を描く、泉朝樹による青春ホラーコメディ漫画「見える子ちゃん」を実写映画化。

ある日突然、普通の人には見えない霊が見えるようになってしまった女子高生・四谷みこ。いろいろとヤバい霊に囲まれた彼女がとった選択肢は、まさかの「見えていないふり」だった。霊たちに見えていることを悟られては、何が起こるかわからない。そんな恐怖におびえながらも、ひたすら平静を装って無視を決め込むみこ。たとえ親友のハナに霊が取り憑いても、同級生のユリアに霊が見えていることがばれそうになっても、ただひたすらに全力スルーのみこだったが、霊に憑かれた親友ハナはどんどん様子がおかしくなっていき……。

ドラマ&映画シリーズ「【推しの子】」や映画「恋わずらいのエリー」「すずめの戸締まり」などで活躍する原菜乃華が、主人公みこ役で主演。親友ハナ役を務めた「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」「顔だけじゃ好きになりません」の久間田琳加ほか、なえなの、山下幸輝らフレッシュな若手キャストや堀田茜、高岡早紀、京本大我、滝藤賢一らが共演。監督・脚本は「予告犯」「殿、利息でござる!」など多彩なジャンルの作品を手がけてきた中村義洋。

2025年製作/98分/G/日本
配給:KADOKAWA

ネットより引用

スポンサーリンク

感想

朝の連ドラ「あんぱん」のメイコ役で人気急上昇の原菜乃華が主人公「みこ」役を元気に演じています。主役は本作に先んじること新海誠の「雀の戸締まり」の主人公の声を当てています。これは見事だったと記憶しています。

映画では菅田将暉主演の「ミステリーと言う勿れ」でヒロインを演じましたが、この映画はあまりのおもしろくなさに途中で観ることをやめていしまいました。止めた理由が彼女の演技というわけではありませんが。

22歳の彼女ですが、高校生役を自然に演じていて好印象です。共演は「久間田琳加」「なえなの」などの全然知らない役者さん達ですが、いずれも気持ちの良いフレッシュさを感じさせてくれました。

ベテラン勢はお父さんに滝藤洋一、お母さんに高岡早紀でがっちり土台を固めていました。中間に京本政樹の息子大我、掘田茜を配置してバランスは取れていたと思います。

監督はビデオシリーズ「ほんとにあった呪いのビデオ」の生みの親であり、現在もナレーション「・・・とでもいうのであろうか」で有名な中村義洋。多くの作品で監督を務めていますが「残穢」は非常におもしろく観ました。

本作に登場する幽霊たちは「残穢」で登場した輪郭のぼんやりした黒い人を進化させた形で、フォーカスが合っていないという姿での表現です。ただし、幼稚園児の歯の輝きや警官の目玉など不気味さが際立つ部分もありました。

ジャンプスケア(脅かし)はほとんどないので、ホラーというよりミステリー寄りの作品と観ました。ゆえに映画の終わりで「そうだったのかー」というミステリーの謎解きを観た後の爽快感を感じることができます。それは爽やかな女子高校生達の文化祭物語とうまくリンクしています。

事前情報を何も入れずに観たので、気持ちがいいほどにだまされてしまいました。この観方はオススメできますね。

鑑賞後に、観客自体が「見える人ちゃん」になっていたことに気がつかされて、映画の構造のおもしろさを感じることができました。

地上波TVは新ドラマのオープンシーズンです。映画「ちはやふる」のTVドラマスピンオフが始まりました。ここでかつての松岡 茉優、清原 果耶的役回りで「原菜乃華」が登場です。いま最も輝いている女優さんといえると思います。

samon
samon

旬の女優さんたちによる爽やかなJK映画であり、ホラー映画と見せかけて驚きの謎解きのミステリー映画でもある本作。とても楽しめました。オススメです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました