リドリー・スコット監督作品「オデッセイ」 中国と協力する米国の姿 前向きで決してあきらめない主人公たちはかつてのアメリカ映画のよう

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結論

前半のサバイバル最高。後半の中国参入ヒューマニズム賛歌は嘘くさく感じてしまう。原作を読んでみたい。

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概要・あらすじ

オデッセイ』(原題: The Martian)は、2015年アメリカ合衆国SF映画である。アンディ・ウィアーの小説『火星の人』(2011年出版)を原作としている。監督はリドリー・スコット、主演はマット・デイモンが務める。

火星の有人探査計画のチームの一員として参加して、一人置き去りにされた宇宙飛行士の生存をかけた孤独な奮闘と、彼を救いだそうとするチームのクルー達と、地球のスタッフ達の努力を描く。

原作タイトルのMartianは、「火星人」のこと。日本語タイトルの『オデッセイ』とは、「古代ギリシャの詩人ホメロスが書いた叙事詩」であり、そこから発生した意味として「長期の放浪・冒険」を指している。

wikiより引用

邦題はかっこはいいけど、わかりにくいですね。原作の「火星の人」でよかった気もします。マット・デイモンの朴訥さにも通じるものがあって。

火星の有人探査計画「アレス3」は、ミッションの開始早々、猛烈な砂嵐で中止を余儀なくされる。そんな中、植物学者の宇宙飛行士が撤収中に姿を消し、彼の生存を絶望視したチームは火星を脱出。やがて彼の死が全世界に発表される中、奇跡的に火星で一命をとりとめていた彼は、次のミッションまでの4年間をなんとか生き延びようとする。

ネットより引用
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感想

前半のサバイバルシーンは大変すばらしいと思います。科学者の合理性、絶対あきらめない精神力。選ばれた宇宙飛行士、ライトスタッフだなあと納得ができます。

水を作るところなど、自分にも科学の知識があるとさらに楽しめたかもしれません。

NASA側(地球側)のドラマ、置き去りにしてしまった仲間クルー側のドラマと3者が絡み合って物語が進むのもとてもいいと思います。

しかし、中国がロケット協力に加わってくるあたりから、ありえない作り物に見えてくるのは、中国に対する私の偏見でしょうか?

中国という国は映画のようなヒューマニズムで動くような国ではないと思ってしまいます。

日本が放射線処理水を海洋放出して、それに対し嫌がらせのように「輸入禁止」を行っている現在だからかも知れません。

実際の嫌がらせの電話等も鳴り続けているという報道が昨日されていました。打算的でフェアで無くクリアでない、そんな国のような印象です。

だから、映画の中国人達の行動が素直に認められない感じです。裏にどんな策略をもっているのかと疑ってしまいます。ちょっと映画を観るタイミングが悪かったようです。

ラストの、女性船長がワトニーを救いに宇宙空間へ出て、ワトニーが宇宙服を破いて、その噴出で船長に近づく場面も、現実感が薄い作り物くささを感じました。

勇気、友情、ヒューマニズムの賛歌のような本作は、一時代前のよきアメリカ映画のようで、素直に感動できない自分にがっかりしますね。

リドリー・スコット

御年85歳ですが、ばりばり新作を発表するすごい映画監督です。監督との出逢いは「エイリアン」です。高校生でしたが、当時の映画館は何回見てもよかったので、思わず2回見た思い出があります。それくらい熱狂する作品でした。

ネット上にリドリー・スコットが監督した31作品のランキングがありました。また結構未見の作品ありです。少しづつ見ていこうと思います。ちなみに第1位は「ブレードランナー ファイナルカット」でした。

ブレードランナーはランキングに3作品も入っていました。編集違いで3本とは「ブレードランナー」のすごさを感じます。ちなみに「オデッセイ」は第7位でA評価です。

このランキングでネット上の声として、「中国マーケットと批判する前に、原作を知ろう」というのがありました。原作の「火星の人」での中国の扱いに興味があります。読んでみようかな。

アンディ・ウィアー

samon
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スリリングでヒューマンで素晴らしいのですが、あまりに少し前のアメリカの時代の精神が強すぎて違和感を感じてしまいました。

コメント

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