ミッドナイト・ラヴ

今日の「夜のプレイリスト」は鈴木雅之（マーチン）が選んだマービン・ゲイの「ミッドナイト・ラヴ」でした。これは初めて聴くアルバムであったが、シンセを導入したおしゃれなサウンドには引き込まれた。７０年代にグラミー賞をどうしても取れなかったマービンだが、このアルバム（８２年）でついにグラミー賞を受賞する。しかし、この作品が彼の遺作になってしまう。「1984年4月1日12時半頃、自宅で両親の喧嘩を仲裁した際に父マーヴィン・シニアと口論になり、激昂した父が拳銃を発砲、至近距離から放たれた2発の弾がそれぞれ胸部と肩に命中し、病院に運ばれる前に死亡した。その日はマーヴィンの45回目の誕生日の前日だった。また、父が使用した拳銃は生前に息子からプレゼントされたものであった。（wikipediaより）」マービン・ゲイがこんな最後を遂げたとは知りもしなかった。昨日マービン・ゲイとダイアナ・ロスのアルバムを選んだのはまさに偶然であり、そして今日のこの番組を聴いたのも偶然。不思議なことがあるものである。45歳になるまえに亡くなってしまうアーティストの短い生涯に燃やすその天才性。すさまじい作品はいつまでも輝き続ける。