マイシスターシリアルキラー

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オインカン・ブレイスウェイト著「マイシスターシリアルキラー」(ハヤカワ・ミステリ)を読みました。上下二段のいわゆる黄色いハヤカワ・ミステリにしてはごく薄く、読みやすい1冊。ナイジェリアのラゴスを舞台にした、中上流の女性看護師とその妹の物語。妹がシリアルキラーで、その後始末をする姉コレデ。妹アヨオラは美しく魅力的で、近寄る男たちとつきあっては殺していく。その魔の手は、コレデが密かに愛する、彼女の病院の医師タデに向かっていく。短い文章。短い章の積み重ねで大変読みやすく、すぐ読了できる。なおかつ、政治家だった豪君の父との関係、母との関係が語られていき、異世界を堪能できる。大変気になるラストの一言で終わる謎。オススメだ。

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