ポン・ジュノ監督作品「グエムル 漢江の怪物」

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音楽の日でしたが、練習が大雨のため中止。急遽映画の日に変更。選んだのは、ポン・ジュノ監督作品「グエムル 漢江の怪物」である。ソースは、アマゾンプライムビデオ。久し振りに観たのだが、ほとんど忘れているし、以前感じなかったことにも気づいた。アメリカの影がまずひとつ。怪物の生まれる原因を作ったのはアメリカ、それを駆逐すべき「エージェントイエロー」なるウイルス駆除薬を散布するのもアメリカ。韓国におけるアメリカの存在の大きさを痛感する。逃げ惑う韓国人の中で、怪物に立ち向かっていくのもアメリカの軍人と我らがソン・ガンホ兄貴だけである。兄貴は反撃し、怪物の返り血を浴びたたため、ウイルス感染を疑われ、家族もろとも国家に追われることとなる。ウイルスの広がりを恐怖し、国民は皆マスクをしている。横断をまつ多くの人。一人が咳をはじめ、隣にいた者はいやな顔をして離れようとする。咳の男がマスクをはずし、痰を水たまりに吐く。その水たまりを車が通り、しぶきが多くの人にかかる。人々はギャー。似てる。コロナ禍の今に。警察も病院も、兄貴の話を誰も聞いてくれない。家族のみで娘の救出に奔走することとなる。家族の絆は強固だ。家長たる兄貴の父親。弟妹。ラストは力を合わせて怪物を撃退するのだが、母親の姿がない。だめ男の家長も兄貴も逃げられたのだ。しかし、安心して欲しい。ポン・ジュノはちゃんと母の強さも描いてくれている。

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