ホラー映画ネタ満載の「スクリーム」新旧2作品若き日のすばらしさを再確認 老いの悲しみも感じつつ秀逸脚本に気づくには観る順番大事

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結論

初代→新作の順番に観るべし。両作品ともその脚本の秀逸さに舌を巻きます。

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概要・あらすじ

スクリーム」(Scream)シリーズは、1996年公開のアメリカ映画スクリーム』に始まる一連のホラーシリーズ。5本の映画のほか、テレビシリーズもある。監督は第1作から第4作まではウェス・クレイヴン、脚本はケヴィン・ウィリアムソンなどが担当した。全世界での興行収入は6億800万ドルを超えている。

主演は、ネーヴ・キャンベルコートニー・コックスデヴィッド・アークエットで、映画5作品すべてに出演しており、ゴーストフェイスの殺し屋の声を担当したロジャー・L・ジャクソンも出演している。共演者のジェイミー・ケネディリーヴ・シュレイバーは第1作から第3作まで、ヘザー・マタラッツォは第3作から第5作まで、マーリー・シェルトンは第4作から第5作まで出演している。

シリーズは、シドニー・プレスコットが、「ゴーストフェイス」の名で被害者につきまとって殺す連続殺人犯と闘う姿を描いている。シドニーは、町の警察官デューイ・ライリー、タブロイド紙の記者ゲイル・ウェザーズ、映画オタクのランディ・ミークスに支えられ、その他にも様々な友人、恋愛相手、知人が登場し、シリーズが進むにつれて変化していく。

wikiより引用
1996年版 あらすじ

高校生ケイシーとその恋人がマスクをかぶった者によって惨殺されるという事件が起こる。やがて犯人は、ケイシーのクラスメイトで、1年前に母親を殺されていたシドニーに迫る。町には外出禁止令が敷かれ、学生たちは大はしゃぎするが、そんな中を殺人鬼が徘徊。はたしてその正体は? 新鋭脚本家ケビン・ウィリアムソンの手がけた意表をつく物語が話題を呼び、大ヒットを記録したホラーシリーズ第1弾。

1996年製作/111分/アメリカ
原題:Scream
配給:アスミック・エース
劇場公開日:1997年8月23日

2022年版 概要・あらすじ

ウェス・クレイブン監督による大ヒットホラー「スクリーム」シリーズの第5弾。他界したクレイブン監督の跡を継ぎ、「レディ・オア・ノット」のマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットがメガホンをとった。連続猟奇殺人事件から25年が経ったウッズボローの街。ティーンエイジャーの少女タラのもとに、謎のゲームに誘う不気味な電話が掛かってくる。恐怖心を抱き玄関から外へ出ようとしたタラは、待ち構えていたゴーストフェイスの仮面姿の人物に襲われてしまう。この事件から、かつてと同じく殺人鬼が街の若者たちを狙っていることを知ったデューイは、シドニーやゲイルとともに再びゴーストフェイスに立ち向かう。デューイ役のデビッド・アークエット、シドニー役のネーブ・キャンベル、ゲイル役のコートニー・コックスらオリジナルキャストに加え、「イン・ザ・ハイツ」のメリッサ・バレラらが新たに参加。

2022年製作/114分/アメリカ
原題:Scream

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感想

初代はまぎれもない大傑作です。冒頭の大女優ドリュー・バリモアが登場早々10分で殺されてしまう予想外の展開。彼女のアイディアで実現したようです。ここで交わされるようなホラー映画ネタが、一貫してこの映画のストーリーの背筋となっているのも秀逸。

ケビン・ウイリアムソンの名脚本は、これまでの繰り返されるホラー映画フランチャイズのワンパターンを笑い飛ばします。

劇場で鑑賞した際に、パンフレットを購入しましたがこれが神パンフで、なんとシナリオが完全採録されたおり、おまけに登場するホラー映画ネタの詳しい解説までついていました(超小さい文字でびっしり)。これで映画が何倍もおもしろくなったことはいうまでもありません。

さて、24年の歳月を経た2020年版新作「スクリーム」はどうでしょうか。

第1作からの主役3人、シドニー(ネーヴ・キャンベル)、デューイ(デビッド・アークエット)、ゲイル(コートニー・コックス)がそろって登場。いやあ年をとりました。特に女性陣は悲しいくらいです。日本の女優さんのアンチエイジングはすごいですね。昔と変わらない!という人多くないですか?

シドニーとゲイルの場合特にお肌の衰えは確実にフィルムに現れています。対比的に若い主人公サムの張りのある肌が輝くきます。シリーズのほとんどに出演している3人は、自分の見た目の歴史が作品に刻まれているわけで、成長を記録していった「北の国から」に通じるものがありますね。自分の姿をスクリーンで観るとき喜びと一抹の悲しみもある気がします。

物語冒頭、タラにかかってくる電話のシークエンスは初代へのオマージュ。バリモアも使っていたコードレス固定電話に加えてスマホも登場。なおタラはバリモアのように殺されません。戦います生き抜きます。後半に行くにつれ、タラの強さは強調されるよう。

物語は、わけあって故郷のウッズボローを離れていたタラの姉サムを中心としていきます。ウッズボロー高校の若者を中心に事件が展開し、でもラストはオリジナルの3人も加わっての活躍で幕を閉じるというなかなかにバランスよい作品に仕上がっています。

悲しいことにデューイは本作をもって退場。最新作「スクリーム6(2023)」では、サムとタラそれにゲイルは再登板のようですが、シドニーことネーブ・キャンベルはでていないようです。

新作もケビンの秀逸シナリオに負けず劣らずのものとなっています。初代のホラー映画オタク:ランディの姪っ子が新作で彼の役を担いますが、彼女はレガシー役者をシリーズに登場させるべきと力説します。まさに本作はそのとおりになっていきます。実は犯人の狙いもそこにあったのですが。

最高に笑えるのが、初代の作品のビデオをこの姪っ子が、初代と同じ部屋(スチュワートの家)でカウチで見ていて、画面の中と現実が同じようになるシーンです。画面でも現実でもすぐ後ろに死神フェイスの犯人が迫ります。

samon
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新作→初代→新作と新作を2度見ていろいろなことに合点がいきます。よって、観る順番としては初代を必ず観てから本作を観る必要があります。ここ大事。アマゾンプライムでぜひご覧ください。大オススメ!しかし、あんなに刺されたり撃たれたりしても、彼らはどうして平気なのでしょう。マイケル・マイヤーズなみです。

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