アマプラで観られるホラーシリーズ。室内で展開した1、街に広がった2。3の「大統領令」とは?そして「実験」とは?興味津々ですね。最新作はレンタル視聴になりますが、100円と格安です。安心してすべてがアマプラで観ることができますぞ。
パージ 大統領令
「新しい建国の父たち」という政党が掲げたパージ法は継続されるも、それに反対する人々も多い。反対派の代表として、強力な女性議員が登場。人々の支持を集めていました。
「新しい建国の父たち」はパージ法の一部を修正します。それは、「政府要人に対しては、パージを適応してはならない」というルールを削除します。つまり、反対は女性議員もパージの対象となるということ。なんとまあ、みえみえなルール改変ですが、これが題名の「大統領令」ということです。
現代は「The Purge: Election Year」。「選挙の年」という意味です。大統領選挙の年を迎え、なりふり構わず走り始めた「新しい建国の父たち」なわけです。
映画は女性議員の危機を中心に、彼女を守るシークレットサービスのレオが活躍します。レオはもちろん第2作でヒーローであった警察官のレオです。
さらに、第1話で匿われて助かる黒人の男は、第2作でパージ反対のレジスタンスとしてレオらを救いますが、本作でも登場し、ダンテ・ビショップという名前でレジスタンスの中心人物として登場します。ここらの登場人物の変遷もおもしろいですね。
パージ エクスペリメント
パージシリーズも4作目。どのような発展を見せてくれるのか楽しみしていました。するとまさかの展開です。本作の原題は「The First Purge」。そう、始めてのパージが描かれるのです。それは、ニューヨーク州スタテン島限定でのパージの実験として描かれます。だから「エクスペリメント」の邦題が付いたわけですね。
原題を分かりやすくするための邦題のわけですが、こうなると原題の方が意味がわかりやすいですね。邦題でむしろわかりにくくして、疑問と期待であおる戦略でしょうか。おもしろいです。
邦題のつけ方は難しいようで、邦題がうまくつけられず、公開が遅れることもあるようです。それから、謎の「マイ」がつく問題があります。「マイインターン」(原題は「The Intern」)とか、「マイレージ、マイライフ」(原題は「Up in the Air」)。「マイレージ」は航空機に乗って稼ぐポイントですから「私の」に意味ではありませんけど、その後にマイライフですから。
さて、パージ制度はどのようにして取り入れられることになったかが物語の中心となります。この方向転換は実に意外で、シリーズを見る者はがぜん期待していまいます。
パージ実験への参加は自由で、多くのスタテン島の人々は、島外に脱出しました。しかし、実験に参加するとお金がもらえる仕組みであるため、貧困層は列をなして参加の受付をします。貧困層とそうでない層との分断を明確に描いています。
今回のヒーローは、スタテン島のギャングのボスです。通常は麻薬の販売で利益を得ている悪人が、ヒーローになるところが皮肉です。彼の活躍を助けるのが、元カノの女性で、彼女はパージの制度に反対する市民のリーダーとして、純真無垢な役割を演じます。ドレッドヘアのヒロインは強烈な印象を残します。
実験を行う政府側が悪役となるわけですが、政府側に心理学者として参加するメイ博士はとても魅力的です。第1作のお母さん役の女優さんもとても魅力的でした。中年の美女が活躍する楽しさもパージシリーズのよさです。メイ博士は後半ほとんど影が薄くなるのが残念です。
フォーエバー パージ
勢い込んで、さあ最新作をと思いましたが、昨日は「現在視聴できません」状態で、今朝検索してみるとレンタル代が399円になっていました!冒頭に書いた100円サービス期間は終わったようです。そこで、今回は最新作はちょっと待つことにします。
第3作と4作を紹介しました。一作ごとに主人公が変わり。物語のスケールが大きくなります。4作目で驚きの方向転換で、観るものを飽きさせない作りです。アマプラで1~4までは無料ですので、ハラハラどきどきしたいみなさま、ぜひ御覧ください。
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