アマゾンプライムで表題作が配信となりました。「オールドボーイ」などで知られるパク・チャヌクの最新作がもう配信です。うれしいですね。
結論
美しい。映像が、女優が。それだけでも見る価値あり。恋愛には疎い自分だが、いやおうもなく恋に落ちる体験には憧れます。オススメ!
概要・あらすじ
『オールド・ボーイ』『お嬢さん』など唯一無二のストーリーテリングで世界中の観客を魅了し続けてきた巨匠パク・チャヌク監督の最新作は、サスペンスとロマンスが溶け合う珠玉のドラマ。第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門では監督賞を受賞し、アカデミー賞®国際長編映画賞部門の韓国代表に選出された。
公式HPより引用
韓国では公開後に発売された脚本集がベストセラーになり、劇中のセリフがネットで大流行。BTSのメンバーRMが繰り返し鑑賞したことをSNSで報告するなど、本作が描く迷路にハマり込む人々が続出した。次から次へと起こる予想外の展開、細部までこだわり抜かれたビジュアル、相手の本心を知りたいヘジュンとソレのスリリングな駆け引き・・・先の読めないドラマは、映画史上最大の“美しくも残酷な結末”に向かって突き進んでいく。
男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュンと、被害者の妻ソレは捜査中に出会った。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしかヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたヘジュンに特別な想いを抱き始める。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだった・・・・・・。
同上
感想
非常に美しい映画でした。特にラストの夕暮れの海岸シーンは映画史に残る名シーンではないでしょうか。「離れる決断」をした女と追い求める男。男の情けなさ、女の潔さが画面から横溢します。この波とどんどん暗くなる周囲の紫が忘れられないシーンです。
中国人であり潔い女の役のタン・ウェイが大変に魅力的です。
湯 唯(タン・ウェイ、Tang Wei、1979年10月7日 – )は、中国浙江省楽清市出身の女優・歌手である。香港の市民権を獲得している。
wikiより引用
2000年に中央戯劇学院監督科に入学、2004年に同校を卒業。同年ミスワールド北京大会で5位。何本かのテレビドラマや舞台などに出演した後、アン・リー監督の映画『ラスト、コーション』(2007年公開)のオーディションで約1万人の中から主演に選ばれ、政府高官の命を狙う女スパイ役で出演、過激な性描写(アメリカではNC-17に指定、中国やシンガポールでは性愛シーンが大幅にカットされた)に挑んだことで大きな話題となり、一躍注目の存在となった。台湾版アカデミー賞である第44回台湾金馬賞(金馬奨)で最優秀新人賞を獲得。
「ラスト・コーション」めちゃめちゃ見たくなりますね。172cmのモデルスタイル。あごがすっと細くなっていて、でも童顔という不思議な雰囲気をもっています。本作ではたどたどしい韓国語と自然な中国語がミステリアスさを増す役回りでとても魅力的。
主人公のエリート刑事の妻を演じるイ・ジョンヒョンもタン・ウェイと対照的に、韓国人らしい顔とドライな人物像を演じて魅力的です。
映画のポイントは女優が魅力的であること。誰か映画監督がいった言葉ですが。まさに同感。この映画は女優の点で大成功していると思います。
パク・チャヌク
国際的に活躍する韓国の映画監督。大学在学中から映画評論家として活動し、1992年の「月は…太陽が見る夢(日本未公開)」で監督デビューを果たす。社会派サスペンス「JSA」(00)は当時の韓国国内の歴代興行収入記録を塗り替え、日本でも大ヒット。日本の漫画を実写映画化した「オールド・ボーイ」(04)は、カンヌ国際映画祭で韓国映画初のグランプリを受賞する。同作は、「復讐者に憐れみを」(02)、「親切なクムジャさん」(05)とあわせて「復しゅう3部作」と呼ばれる。「サイボーグでも大丈夫」(06)を経て、「渇き」(09)ではカンヌの審査員賞を受賞。13年、「イノセント・ガーデン」でハリウッド進出を果たし、同じく韓国出身のポン・ジュノ監督の初の英語作品「スノーピアサー」(13)では製作を務める。韓国に戻りメガホンをとったエロティックサスペンス「お嬢さん」(16)も国内外で高い評価を得た。
ここから引用
DVDの棚を見ると「JSA」がありました。当時大ヒット作で、板門店のシーンが頭に残っています。女優さんではなくね。
「オールド・ボーイ」の不思議な設定にも驚かされました。20年監禁されても人間って生きていけるんです。簡単に死なない。「親切なクムジャ」さんは、大好きな韓国の女優さんイ・ヨンエが主演で見ましたね。彼女が主人公のTVドラマ「宮廷料理人チャングムの誓い」には、毎回心躍らせました。彼女今どうしているのでしょう。
ポン・ジュノの「スノーピアサー」も印象深いですね。栄養物の黒い寒天が忘れられないです。こう見てくると、パク・チャヌクは韓国映画界の巨匠ですね。今後ともいい作品を生み出して欲しいですね。
本当に美しいです。ぜひ御覧ください。
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