ハイドン「太陽」四重奏第2番ハ長調と忘年会

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弦楽四重奏の仲間との今年の弾き納めでした。ハイドン作曲弦楽四重奏曲作品20「太陽」の第2曲を初見大会だ。この楽譜は私がずいぶん前に購入していたものである。やっと日の目を見る。6曲の太陽四重奏曲の中で、この2番が一番ピンと来た曲だ。冒頭はチェロの主題で始まる。

なんと言っても2楽章の冒頭4小節のユニゾンは、この曲の特徴的なものだ。この楽章はユニゾンが多く出てくるし、今日弾いてみてその他の楽章にも随所にユニゾンが出てくることが分かった。ユニゾンは、4人の弾き方・音程をきちんと合わせなければならない。それぞれが割に自由に弾く我らには非常に勉強になる曲であると思う。3楽章も、チェロとビオラが冒頭ユニゾンで、自分の音程の悪さを痛感する。小指のGの音は特にひどいと分かる。ユニゾンというのはそのような厳しさを私たちに課してくる。いい勉強となる曲だと思う。

最終楽章はフーガで、それぞれが責任もって演奏しなければならない。同時に後半になるに従って、フーガが2本の楽器が同時になったりと変化してくる。そして、最後の4分の1は、互いの演奏が徐々に高揚していくのがわかる、見事な曲の作りになっているのだ。ハイドンはやはりすばらしい。

練習の後、今日は忘年会である。私は、ある意味飲むために演奏しているので、最高に楽しみにしていた瞬間である。今日の場所は、浜口町の「嘉門」さんだ。ここの料理は実においしい。お酒も飲み放題で、大満足であった。気づけば午後10時10分。最終バスの待つ、茂里町までスカウトペース(50歩走って、100歩あるくとか)で急いだ。バスターミナルには終バス出発7分までに到着。余裕だ。トイレを済ませてゆうゆうとバスに乗る。始発故、必ず座れる。今日のすてきな夜をかみしめながら、バスの車窓から流れる町の灯を眺めて帰った。ああ楽しかった。

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