主治医であり音楽仲間の佐藤眞由美先生の音楽サロンがついにオープン。
結論
長崎に新しい音楽のサロンの誕生です。小國雅香のライブはこけら落としに最適なパワフルかつビューティフルなものでした。サイコー!
小國雅香
長崎市在住。
活水高校音楽コース、桐朋学園短期大学部ピアノ科卒業後、ジャズピアノを辛島 文雄氏、板橋 文夫氏に師事。ジャズ理論を佐藤允彦に師事。サポートメンバ-として布施明ツアー、寺尾聡ツアー等への参加、数々のレコーディング、そして自己のグループで関東を中心にライブハウス及びイベント等で の演奏活動を経て、2001年より故郷長崎に拠点を移し、現在は九州を中心に全国で活動中。演奏のみならず、数々のオリジナル曲は人気が高い。公式サイトより引用
感想
ニューヨークオールドスタインウェイは予想に反して茶色のボディ。弦が張っている部分の奥行きは短めで、サロンのサイズに合っています。
西山さとう眼科医院の2階サロンに集まったのは30人。かねてからの音楽ファンにして自らもバイオリンを奏される院長先生が「音楽を頑張る人を応援したい」という気持ちを具体的な形にしてくださいました。
音楽家が発表ができる環境がひとつ増えたわけです。今回はこのサロンのこけら落としとなる記念すべき演奏会です。参加しない手は無いですね。
駐車スペースが心配だったので、早めに会場入り。駐車スペースは大事なこのサロンのポイントになると思います。工夫をいただけたらと思います。
小國雅香氏の登場です。ベージュのジャケットが爽やかです。右手首に痛みが出たことも冷やしながらライブに臨むことも開けっぴろげに公開するのが小國さんらしいですね。明るく頑張りますとの声にほっとします。
60分のハーフコンサートでしたが、十分満足できるものでした。最前列かぶりつきで聴き、両手の動きもよく見えました。
大村の「メロートーン」でも聴いた「セントルイスブルース+ラプソディ・イン・ブルー」。ピアノソロでもすばらしかった。
「長崎の鐘」→「ダニーボーイ」も戦争で亡くなった方への気持ちがあふれる演奏でした。
鍵盤ハーモニカを加えた演奏を途中に加え、サウンドに変化を与えるプログラミングさすがです。オールドスタインウェイに傷をつけないように配慮する小國さんの姿から、心配り細やかな彼女の内面が香り立ちます。曲は「人生のメリーゴーラウンド」と「虹の彼方に」でした。鍵盤ハーモニカの音色にぴったりでした。
オリジナルの「雪月灯」美しいアルペジオで始まる、長崎灯会から生み出された名曲にはしびれます。
東京時代の寺尾聰バックバンド経験からリクエストされた「ルビーの指輪」も「弾けるかなあ」とかいいながら、完璧な演奏。中間部アドリブソロがジャジーで曲の良さを倍加していました。
右手の華麗な動きもすばらしいのですが、左手のパワフルなリズムが「すげー」と思わせてくれます。
このサロンが今後とも音楽ファンを楽しませ、音楽家の発表の場として発展していくことを大いに期待します。
オーナーの佐藤眞由美先生は私の目の主治医にして、音楽仲間でもあるので、さとうサロンを全力応援したく思います。お手伝いできことがあれば何でもやっちゃいますよ。先生頑張って!
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