1月10日、スチューデントコンサート・チェロクラスの演奏を聴きました。学生である。中高生。一人男の子で小学生っぽい子もいた。女の子はばっちりお化粧しているので、大人っぽいがたぶん中高生だろう。ふたを開けてみると、これがとんでもない演奏だったのだ。
10人の子どもたちが演奏するのは、大曲難曲ばかりだ。エルガーのチェロコン、同じくドボルザーク、ショスタコ1番、ソナタは、ラフマニノフ、ブラームスの1番、ドビュッシー、ショスタコ、リヒャルト・シュトラウス。それにシューマンの民謡風の小品、チャイコのロココバリエーションである。すごいだろう。
その演奏がまたすごいのだ。特に小学生っぽい彼のドボルザークの3楽章!ドビュッシーの女の子の日本的ニュアンス!しかもかわいい。陶然とした表情は一気にファンになってしまった。ブラームスのぼくとつとした感じの男の子の、その楽器の鳴ること鳴ること。最後はもう圧巻のショスタコの第1番!この子もかわいかったなあ。
プロをソリストを目指す子どもたちの凄さを思い知った。いやあ来て良かった。好好爺たる堤剛氏の孫を観るようなふるまいもすてきだ。たぶん、音楽にはとてつもなく厳しいんだろうなあ。その厳しさを越えてきたこの子どもたち。日本の音楽界の未来は明るいんじゃないだろうか。そう思わせてくれた。彼らって、1日何時間くらい練習するんだろう。私は30分が限界。
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