アマゾンプライムにて配信中。ゲームには興味ないんだけれど、ディストピアSFを観ない手はないよね。
結論
降り注ぐ核兵器の恐怖とその後の世界を描く本作には期待以外ない。
概要・あらすじ
「Fallout」は、「The Elder Scrolls」や『サイコブレイク』『Doom』『Starfield』といったタイトルで知られるパブリッシャーのベセスダ・ソフトワークスによって展開されているアクションRPGシリーズだ。1997年発売の『Fallout』を初作に、これまで4作のナンバリングと複数のスピンオフが発表されている。最新作は2018年リリースの『Fallout 76』。シリーズ全体を通じ、「Fallout(放射性降下物)」によって破滅への道をたどる近未来の地球と、そのような状況に立ち向かう人々の姿が物語の中心へと据えられている。
今回、配信がスタートしたのは、Amazonによって製作された実写ドラマの『Fallout(フォールアウト)』。同作には、『Fallout 4』よりも後の時代である23世紀末のアメリカを舞台に、戦争や疫病の脅威から逃れるために建造されたシェルター・Vault 33で暮らしてきた世間知らずのルーシー、放射能の影響で何百年も生きられるグールとなってしまったガンマン、ヒーローに憧れる兵士志望のマキシマスの3人の物語が描かれている。シリーズが特徴とするポストアポカリプスの世界観、近未来とレトロが融合した独特のテクノロジー、皮肉の効いたセリフなどは健在だ。
監督・製作総指揮を務めたのは、『ダークナイト』や『インターステラー』といった映画作品で脚本を手掛けてきたジョナサン・ノーラン氏。
ネットより引用
感想
ジョナサン・ノーランはご存知クリストファー・ノーランの弟。兄のブレイク作である「メメント」の原作やヒット作「ダークナイト」「インターステラー」などの脚本をつとめた才人です。
本作「フォールアウト」でも最初の3作は監督も手がけています。兄とは活躍の場を異ならせ、TVドラマの世界で名作を残しています。特に「ウエストワールド」は4シーズンを展開し、突然に打ち切られました。ジョナサンはこのシリーズの完成を考えているようです。
ドラマ版「ウエストワールド」は見ていないんだけど、私の世代には1973年の原作のマイケル・クライトン(ジュラシック・パーク)が自ら初監督も行った「ウエストワールド」は衝撃でした。
1960年の「荒野の7人」での姿そのままの黒づくめで、ロボットガンマン「ガンスリンガー」を演じたユル・ブリンナーの存在感は忘れられません。かっこよくて怖い。一種のトラウマ。
話を「フォールアウト」に戻します。
先日の「オッペンハイマー」の恐怖の予兆を実現するかのような、連続した核兵器の落下が第1話で描かれます。ドラマや映画の表現ですが、この姿はいつでも可能な時代に私たちは生きているのも事実。
丘の上の家で開かれている楽しい誕生日パーティーが一瞬で引き裂かれる恐怖。丘の上から眺める町に次々に落下する小規模の核弾頭。立ち上がる火炎の雲。そして爆風。
第1話の題名は「終わり」です。終わりは常に私たちのすぐそばにあるのです。だって、隣国の3国は核兵器保持国です。
私はゲームはしないのですが、ゲームと映像作品が連携していくパターンは多いですね。本作がこのあとどう進んでいくかとても楽しみです。シーズン1全8話アマゾンプライムで配信中。ご覧ください。
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