ソウルフル・ワールド

Movie
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ディズニープラスの再開理由は、「マンダロリアン」シーズン2完結ともう一つある。ピクサー作品「ソウルフル・ワールド」の視聴だ。以前FB上で、トランペットのエリック・ミヤシロ氏が、一言「いい映画だ」と推薦していて興味があった。今回ディズニープラスにて追加料金無しに配信になったのだ。久々に涙がぽろりとこぼれた。3Dアニメではあまり経験がないことだ。

ジャズピアニストを夢見るジョー・ガードナーだが、チャンスに恵まれず、今は臨時の中学校音楽教師。熱心に指導に当たっており、トロンボーンの女子やジャズメンとなった卒業生から慕われている。が、やはり一流のジャズメンとプレイしたい。そんな彼に最大のチャンスが訪れる。例の卒業生の紹介で、サックスの度ロシア・ウイリアムズのピアニストが欠けて、彼にチャンスが。ドロシアに気に入られるも、浮かれた道でマンホールに落ちて、天国へのエスカレーターを登ることに。

チャンスを前にどうしても死ねない彼は、ソウルの世界に紛れ込んでしまう。そこは、生まれる前にソウルを学ぶ場だ。そこで、生まれるのが嫌な22号と出会い、二人の冒険が始まるというあらすじ。性善説・性悪説というくくりでなく、様々なソウル(魂)に振り分けられて生まれるというおもしろい考え方だ。

はらはらどきどきの冒険をしながらも、生きていく喜びが、成功でも勝利でも無く、日々の積み重ねられた経験のひとつひとつのきらめきにそれはあるのだという主張に感動する。それは秋の日に落ちてきた落ち葉の一葉の美しさであったりするのだ。アニメーションを楽しみつつその深い思想表現は私たちの心にじんわり染みこんでくる。オススメの一品だ。

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