3連休の初日は、友人とソログルキャンを楽しみました。各地公営キャンプ場が軒並みコロナのまん延防止措置で閉鎖。目指すは穴場のキャンプ場ですが、幸い先客もおらず、また後から来る人もおらず、完ソロでゆったりすることができました。
友人と話しをしていると、定年退職をして、最近念願のジャズ喫茶をオープンした人がいる話題が出ました。温泉で焚き火のにおいを消した後、そのお店に行くことにしました。
結論から申し上げます。このお店は、大変雰囲気が良く、オーディオ機器もジャズ演奏に適したものです。ジャズファンとしては大オススメのお店です。大村では唯一かも知れません!
お店は長崎県大村市の荒瀬町というところにあります。店名は「Mellow Tone」。すぐそばには、大村のお殿様「大村純忠」の史跡公園がありました。
平屋の建物のドアを開けると、なんとピアノの生演奏が聞こえてきました。「おおーライブやってるのかー」予想もしていなかっただけに、びっくりの感動ものです。
若い女性が、アップライトピアノでジャズのインプロビゼーションをしているところです。我々はカウンター席に陣取り、しばし彼女の演奏に耳を傾けました。そのうち有名な曲のテーマ部分が戻ってきて、演奏は終わりました。なかなかの腕前です。なんと彼女はお客さんで、ちょっと弾かせてもらったという感じ。演奏が終わってカウンター席に戻り、しばし彼氏らしき男性と話した後、二人でお店を出て行きました。
いきなりの生演奏の歓迎に、もう気持ちはハイテンションです。この日は、次から次にお客さんが来店するので、なかなかマスターと話すことができません。マスターは一人で切り回しているので、手が空かないのです。
少しお客さんも減り、落ち着いてきたので、リクエストをしてみることにしました。それまでは、アート・ペッパーがかかっていたようです。
リクエスト曲は、ジム・ホールの名盤「アランフェス協奏曲」の冒頭にある、「you be so nice to come home to」。マスターも大好きな曲らしいです。お店の名前にふさわしい、メロウなジム・ホールのギターで始まり、非常にリリックで洗練されたサウンドが展開します。途中の、チェット・ベイカーのトランペットが特にしびれます。
オーディオ機器ですが、マッキンのプリとメインアンプにスピーカーはJBLの43XX(詳しい型番は失念しました)。マスター、機器の一覧をぜひ提示してください。これ、要望です。
スピーカーと反対側にアップライトピアノ。最初に女の子が弾いていたのものですね。ドラムスは置けないようなので、ピアノとワンホーンにベースはいけそうです。ぜひ、ライブの展開を期待したいところです。アップライトと反対側に、立派な薪ストーブが鎮座しています。とても雰囲気がいいですね。エントランス横には、大量の薪が乾燥させてありました。この薪ストーブをどけると、ドラムスが入りそうですが、マスターにたずねると、据え置きとのこと。夏場には取り外せるといいのになあ。
現在は長崎県の「まん延防止措置」にて、17時までの営業です。まんぼう終われば、夜も営業するとのこと。ジャズは夜が似合いますからねえ。夜の営業にも期待しましょう。
さて、17時が近づいてきました。この日は少ししかマスターと話せませんでした。きいてみたいこと満載なので、次回寄った時を楽しみにして、店を後にすることにしました。店から大村ICはすぐ近くで長崎からも行きやすいです。みなさま、ぜひ「MellowTone」行ってみてください。
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