オマージュ=おまじない=儀式

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庵野秀明総監督作品「シン・エヴァンゲリオン」は、疑問なシーンがいくつも現れて「?」の嵐だったわけですが、一部を岡田斗司夫氏の動画を聴いて、ははあそういうことだったのかと合点がいったところがありました。例えば、後半エヴァ同士が戦う場面で、CGで描かれたようなビルにどちらかのエヴァがぶつかると、ビルは箱のようにつるんとずれて移動する。なんじゃこれ?だったわけだ。岡田氏曰く、これは「ウルトラマンA」のオマージュとのこと。A(エース)のころは、円谷プロも予算がなく、簡単にビルを壊されるわけにはいかず、町中にAと超獣が戦うスペースがあり、時にはビルにぶつかって、置いただけのビルが動くことがあったらしい。それを再現しているという。他にも冒頭のパリのシーンで、戦艦が時折見える糸のようなものでつり下げられている。これ、昔の映画でよくあった、ピアノ線で飛行機とかをつっているあれのオマージュらしい。

なぜ、庵野はいくつものオマージュを行ったのか。それは彼の表現の際の儀式であるらしい。儀式を行うことでさらなる高みへ行けると言うことだろうか。儀式は別の言葉で「おまじない」このおまじないが「オマージュ」ということらしい。もう一度見に行きたくなった。奥深い作品である。

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