お金の教育

日本の義務教育においては、「お金の教育」はありません。税金の意味などは学習するかも知れませんが、いわゆるお金に働いてもらって増やしていくような「投資」についてはまるでタブーのように触れていないように思われる。だから、「投資」してお金を運用して増やしていくことを実施している人は少ないよう思う。聞くのは、退職時などで銀行の甘い言葉にのって、投資信託をかったものの、3分の２に目減りして悔しい思いをしたというようなこと。つまりは、勉強していないので分からずに損をするということだろう。あることについて勉強を始めるのに、「遅い」ということはないのだから、今からでもお金のことについて勉強していきたいと思う。さて、本日の新聞に「金融所得課税一転先送り」の記事が出た。所得税より安い金融所得への課税で得をするのは金融所得が多い富裕層であり、故に格差が広がっていく。その是正を掲げた岸田総理は一転、先送りを決めた。言ったことを実行しない人間は信用できない。これからも政治は余り変わらないだろうという予感がする。町山智宏氏曰く、「汗水垂らして働いて稼いだ所得からは税金をたくさん取るのに、金を転がして得た金からは安い税金しか取らないって、おかしくないですか？」汗水垂らしてこれまで稼いできた自分としては「その通りだ」と思う一方、これから投資で金を増やしたいなと思う自分もいて、思いは少し複雑だ。