おもいでの夏、シャコンヌ

Classic
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アート・ペッパーのアルバム「The TRIP」B面を聴きました。途中懐かしいメロディが流れてきた。そう、ミッシェル・ルグランの「おもいでの夏」のテーマである。映画の内容は忘れてしまったけれど、この旋律は忘れられない名曲である。短調が長調に変わるところのけだるさが何ともたまらん。

あと20分くらい、もう片面何か聴きたい。さて、何にしようかと棚を探っていると、ギドン・クレーメルの旧盤のバッハ無伴奏バイオリンのボックスが。そうだ、あのひりひりするような「シャコンヌ」を聴こう。無伴奏パルティータ第2番は4面だ。その終曲。ボリウムを少し上げる。10:30くらいか。以前聴いたとき、その緊張感と完全なるテクニックに、ひりひり感を覚えていた。はて、今日聴いてみると、ひりひり感はあるのだが、弱音時の優しさは何だろう。バイオリンが鳴りきる凄さ。若きクレーメルのもう戻らない遺産である。クレーメル死んでませんよ。

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