あかぼし俳句帖

とても大好きで、読むのを楽しみにしていたコミックが完結してしまいました。「あかぼし俳句帖」全6巻（有間しのぶ／奥山直）である（長崎市立図書館）。ばりばりに働いていた主人公も閑職へ追いやられ、自分を見失っていたとき、俳句によってもう一度希望を見いだすという話だ。絵が美しく、登場するキャラクターたちがよく立っており、何より俳句のすばらしさを読む者にわかりやすく伝えてくれるコミックであった。これを読んで俳句を始める人は多いだろうなあ。かくいう私も、俳句の入門本なぞを借りた次第だ。新聞の日曜版には、1ページを割いて俳句や短歌川柳がたくさん掲載されているのを知ったのも最近である。俳句というと年寄りの趣味のように思われがちだが、新聞の欄には多くの中高生の作品も掲載されていた。コミックの中でも、すいちゃんやよつゆなど若くて美しい俳人が活躍して楽しかった。そしてコミックの中に出てくる句たちのすてきなこと。登場人物たちだけで無く、多くの有名俳人の作品も出てくるのだ。そう夏井いつきの作品も出てたぞ。夏井先生でネットを少したどってみると、YOUTUBEでも活躍していらっしゃるようだ。 「あいうえお俳句」というらしい。「いつき組」に入ってみるかな。それにしてもコミック終了は返す返すも残念なりけり。